知識 理解 技能 関心 意欲 態度 思考 判断 表現 単元 教材 生徒 学校

学びに変化をもたらす要因となる機能 There is a function that becomes a factor in modifying the learning process.

遊びの要素

FrontPage
子育て訓

遊びの要素

 オランダの歴史家,ヨハン・ホイジンガ(Johan Huizinga)は「遊び」を次のように説明しています。

 「遊び」は,あるはっきり定められた時間,空間の範囲内で行われる自発的な行為もしくは活動である。「遊び」は自発的に受け入れた規則に従っており,その規則はいったん受け入れられた以上は絶対的拘束力をもっている。遊びの目的は行為そのものの中にあり,緊張と歓びの感情を伴い『日常生活』とは『別のもの』という意識に裏づけられている。

 また,ロジェ・カイヨワ(Roger Caillois)はその著書『遊びと人間』の中で,ヨハン・ホイジンガとほぼ同様の6つの「遊びの要素」を挙げています。( )内の記述はヨハン・ホイジンガの説明の内容です。

  1. 自由な活動(自発的な行為・活動であること。)
  2. 隔離された活動(あるはっきり定められた時間,空間の範囲内で行われるものであること。)
  3. 未確定の活動(緊張と歓びの感情を伴う工夫の余地がある行為・活動であること。)
  4. 非生産的活動(目的は行為そのものの中にあること。)
  5. 規則のある活動(自発的に受け入れた規則に従い,その規則はいったん受け入れられた以上は絶対的拘束力をもつこと。)
  6. 虚構の活動(日常生活とは「別のもの」という意識に裏づけられている。非日常の活動であるという特殊な意識を伴っていること。)

 いわゆる「勉強」が,はっきり定められた時間,空間の範囲で行われる自発的ルールに基づく行為もしくは活動であり,高成績,高評価を得ることが目的ではなく,活動することや行為そのものを目的とした緊張と歓びの感情を伴う非日常的な活動・行為になるならば「遊び」と言えます。

 授業(はっきり定められた時間・空間)が自発的ルールに基づく行為や活動であり,かつ,緊張と歓びの感情を伴う非日常的な活動・行為ならば「遊びとしての授業」が実現できると考えられます。

 なお,授業において,先生が「評価者」の立場を明確にするならば,生徒にとって,授業は「高成績・高評価を得ることを目的とする場」になりますから,「遊びとしての授業」は決して実現することはありません。加えて「高成績・高評価を得ること」が授業の目的になる時,評価者(先生)に「失敗」を見られないようにしますから,失敗するかもしれないことは決して手を付けようとしないことになります。遊びとしての授業では,失敗を恐れること無くチャレンジし,「失敗」から多くのことを自発的に学んでいくことが期待されます。

「遊び」としての授業コンセプト

自由な活動(自分の意志によるものであり,心地よく楽しい)
隔離された活動(日常の生活とは異なる時間と空間でおこなわれる)
未確定の活動(失敗の可能性や意外性がある。展開や結果が分かりきっている活動はおもしろくない)
非生産的な活動(失敗が不利益(低い評価)につながらない)
規則のある活動(一定の制約がある)
虚構の活動(象徴機能の発動がある)

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional